2013年09月27日 (金) | 編集 |
こんばんは。LiSAのとえだです。
シンポジウムのご報告、今回は私たちの発表についてです...が、
色々と(主にシンポジウムの準備中ほっぽり出していたあれやこれや)が忙しく、
前回の投稿から約2週間あいてしまいました...。申し訳ありません...。
--------------------
私たちは、
セッション1
「学生目線でつくる新しい図書館の形」
というテーマで発表したのですが、
セッションの説明を見ると、
「図書館サービスや業務の改善を学生協働スタッフ自らが
企画して実施する内容の活動が対象」
とあります。
さて、私たちはここでつまずいてしまいました。
「私たちは、図書館を改善しているの?」
これは重大な問題です。
他の学生協働さんは、当たり前のように図書館の改善の為に
活動しているのかもしれません。
しかし、私たちの普段の業務は、
図書装備・書架整理・図書修理といった
図書館業務です。
そこに創意工夫の余地がないわけではありませんが、
身も蓋もない言い方をしてしまえばルーチンワークというものです。
じゃあ、自主企画は?
※自主企画…自分たちのやりたいことを企画から実行まで全て有志で行う活動
今まで私たちが行った自主企画といえば、
・企画展示
・図書館関係の就職説明
・図書館見学
なんかが真っ先に思い浮かびます。
…これは改善とは言えませんね。
昨年やったキャリアカフェ文庫の改革なんかは改善に近いですが、
まだその効果は確認できていません。
(この作業は、今後のLiSAの自主企画においての課題となりそうです。)
つまり、私たちは、図書館の改善といえる活動をしていないのですが、
これは何故なのでしょうか?
その答えは、LiSAの活動の動機にありました。
多くのLiSAは、
「本・図書館が好き!」
「図書館の裏側を知りたい!」
というような理由からLiSAを始めています。
「図書館を良くしたい!」
と思ってLiSAを始めているわけではありません。
そのため、自主企画は、
自分たちの好奇心を満たすための活動
が多いのです。
図書館の改善のための活動ではありません。
それが悪いというわけではないのですが、
今回のシンポジウムでは、そこが大きな壁となってしまいました。
2人での話し合いで(かなり脱線しつつ)ここで行き詰まった
私たち(おのでらさんととえだ)は、
図書館の職員さんとの話し合いでこの思いを(多少脱線しつつ)正直に報告しました。
すると、職員さんから返ってきたのは、
「そんなことはないわよ!」
という言葉。
「LiSAの皆さんの存在は、一番身近なお客様であり、共に図書館を
良くしていってくれるパートナー。
『思いつきで言ったことが、こんなにすぐに実現するなんて』
と言ってくれたLiSAちゃんがいましたが、関わってもらえる時間が
限られているから、できることは迅速に実現したいのです。
一人一人と向き合いつつ、横の連携と縦の繋がりを大切にしていきたい。
これ、どこかで聞いたことありません?『時間と空間を超えて』」
「毎期末に提出される業務報告書から改善のヒントをもらったり、
こんなことを感じていていてくれたのか、と感動して涙ぐんだり、
たくさん刺激をもらっています」
「LiSAのみなさんとのやりとりを通じて、お茶大生全体への
理解や信頼が深まり、よりよいサービスに繋がっています」
「いつもLiSAの皆さんがキレイに書架整理をしてくれているおかげで、
見学にいらした学外の方からも書架の本がキレイと褒められます」
「LiSAの皆さんにお仕事の説明をすることで、私たち職員が自分の業務を
見直すいい機会になっています」
「日常業務をLiSAの皆さんがやってくれることで、私たち職員がほかの
業務にチャレンジできる余力が生まれています」
これらは全て、職員さんにいただいた言葉です。
簡単にまとめますと、
・人手が必要な通常業務をLiSAがやることで
基本のサービスが充実する!
・そして、職員さんに余裕ができ、
発展的なサービスもできるようになる!
・学生と図書館関係者の両方の視点を持ったLiSAだから、
図書館の改善すべき点を発見できる!
・そして、職員さんとの距離が近いから
発見した事をすぐに伝え、実現に直結できる!
というようなことです。
これを聞いて、とえだとおのでらさんは本当にビックリしました。
私たち、図書館の役に立っていたのか....!
今回、自分たちについて改めて見つめ直し、疑問を職員さんにぶつけたことで、
初めてそこに気付くことができました。
そう、そもそも私たち(LiSAの全員、というわけではないかもしれませんが)には、
「自分たちが図書館の役に立っている」という自覚が薄かったのです。
「結果として」図書館を改善していた、というのは悪い話ではありません。
しかし、それだけでは勿体ない!と思うのも事実。
これからは、
「積極的にアプローチして」図書館を改善する!
つまり、図書館の内部に入り込んでいるLiSAという立場を
意識的に活用して図書館をより良くしていきたいのです。
--------------------
ここまでがシンポジウムでスライドショーを作成して発表した内容なのですが、
これを実行するためのもう少し具体的なお話もしたいと思います。
(当日も口頭でお話しましたが...。)
第一歩として、私たちが「LiSAについてもっと知る」必要があります。
自分たちについて見つめなおし、他の人にもLiSAについて知ってもらおう!
という内容の企画展示を11月から予定しています。
そして、この企画展示では、「段取り力をつける」ことを意識して取り組むことを
目標としています。
これもおのでらさんと話していて出たことなのですが、
LiSAには名目上のリーダーがおらず、企画がなかなか進まないことが多いのです。
(リーダーがいないことで、LiSAの1人1人が図書館の中に入り込んで
職員さんと接する事ができているという面があるので、
リーダーがいないことが悪いというわけではないのですが。)
詳しくは、チームリーダーのこちらの記事をご覧ください。
上記のとおり、まずは13期始まってすぐの自主企画である企画展示で、
・LiSAとしての自覚を育て、
・企画力、実行力を高める
ことを目標としていきます。
そこから、図書館への更なる貢献を目指して
LiSAの活動の多様化・活性化を目指していきたいと思います。
と、いうことで!
そんなLiSAの活動に一緒に取り組んでみませんか?
・今までも自主企画に取り組んできた!
・LiSAはやっていたけど、自主企画はそんなに参加してなかったかも
・今までLiSAはやっていなかった...
どんな方も大歓迎です!
ぜひぜひ!お茶大図書館を私たちとより良くしていきましょう!
という宣伝をしつつ久々のブログ投稿とさせていただきます。
長文、失礼いたしました!
いい感じの流れになっていたのでついつい〆てしまいましたが、
一つ入らなかった事を付け足しておきます。
今回のシンポジウムを通して、
「記録を残す事」
の大切さを思い知りました。
私は徹底的に写真嫌いでして、
記録を残すのも好きではない(面倒臭いのも確かですが、それ以上に嫌いなのです)
のですが、資料を作るには写真が必要ですし、
LiSAの活動を振り返るにあたって、なかなか欲しい情報が手に入らずに
かなり苦労しました。
というわけで、個人的な企画展示の裏裏テーマ(裏の裏は表、とか言わないでくださいね!)、
ひいては13期の目標として
「記録をつけよう」
というものを掲げておきたいと思います。
私にはかなりハードルが高いのですが、苦にはならない程度に
実行していきます。
(それにしても、このブログを書いていると業務報告書に書くネタがどんどん消えていきますね...。私は無事に報告書を提出できるのでしょうか...。)
シンポジウムのご報告、今回は私たちの発表についてです...が、
色々と(主にシンポジウムの準備中ほっぽり出していたあれやこれや)が忙しく、
前回の投稿から約2週間あいてしまいました...。申し訳ありません...。
--------------------
私たちは、
セッション1
「学生目線でつくる新しい図書館の形」
というテーマで発表したのですが、
セッションの説明を見ると、
「図書館サービスや業務の改善を学生協働スタッフ自らが
企画して実施する内容の活動が対象」
とあります。
さて、私たちはここでつまずいてしまいました。
「私たちは、図書館を改善しているの?」
これは重大な問題です。
他の学生協働さんは、当たり前のように図書館の改善の為に
活動しているのかもしれません。
しかし、私たちの普段の業務は、
図書装備・書架整理・図書修理といった
図書館業務です。
そこに創意工夫の余地がないわけではありませんが、
身も蓋もない言い方をしてしまえばルーチンワークというものです。
じゃあ、自主企画は?
※自主企画…自分たちのやりたいことを企画から実行まで全て有志で行う活動
今まで私たちが行った自主企画といえば、
・企画展示
・図書館関係の就職説明
・図書館見学
なんかが真っ先に思い浮かびます。
…これは改善とは言えませんね。
昨年やったキャリアカフェ文庫の改革なんかは改善に近いですが、
まだその効果は確認できていません。
(この作業は、今後のLiSAの自主企画においての課題となりそうです。)
つまり、私たちは、図書館の改善といえる活動をしていないのですが、
これは何故なのでしょうか?
その答えは、LiSAの活動の動機にありました。
多くのLiSAは、
「本・図書館が好き!」
「図書館の裏側を知りたい!」
というような理由からLiSAを始めています。
「図書館を良くしたい!」
と思ってLiSAを始めているわけではありません。
そのため、自主企画は、
自分たちの好奇心を満たすための活動
が多いのです。
図書館の改善のための活動ではありません。
それが悪いというわけではないのですが、
今回のシンポジウムでは、そこが大きな壁となってしまいました。
2人での話し合いで(かなり脱線しつつ)ここで行き詰まった
私たち(おのでらさんととえだ)は、
図書館の職員さんとの話し合いでこの思いを(多少脱線しつつ)正直に報告しました。
すると、職員さんから返ってきたのは、
「そんなことはないわよ!」
という言葉。
「LiSAの皆さんの存在は、一番身近なお客様であり、共に図書館を
良くしていってくれるパートナー。
『思いつきで言ったことが、こんなにすぐに実現するなんて』
と言ってくれたLiSAちゃんがいましたが、関わってもらえる時間が
限られているから、できることは迅速に実現したいのです。
一人一人と向き合いつつ、横の連携と縦の繋がりを大切にしていきたい。
これ、どこかで聞いたことありません?『時間と空間を超えて』」
「毎期末に提出される業務報告書から改善のヒントをもらったり、
こんなことを感じていていてくれたのか、と感動して涙ぐんだり、
たくさん刺激をもらっています」
「LiSAのみなさんとのやりとりを通じて、お茶大生全体への
理解や信頼が深まり、よりよいサービスに繋がっています」
「いつもLiSAの皆さんがキレイに書架整理をしてくれているおかげで、
見学にいらした学外の方からも書架の本がキレイと褒められます」
「LiSAの皆さんにお仕事の説明をすることで、私たち職員が自分の業務を
見直すいい機会になっています」
「日常業務をLiSAの皆さんがやってくれることで、私たち職員がほかの
業務にチャレンジできる余力が生まれています」
これらは全て、職員さんにいただいた言葉です。
簡単にまとめますと、
・人手が必要な通常業務をLiSAがやることで
基本のサービスが充実する!
・そして、職員さんに余裕ができ、
発展的なサービスもできるようになる!
・学生と図書館関係者の両方の視点を持ったLiSAだから、
図書館の改善すべき点を発見できる!
・そして、職員さんとの距離が近いから
発見した事をすぐに伝え、実現に直結できる!
というようなことです。
これを聞いて、とえだとおのでらさんは本当にビックリしました。
私たち、図書館の役に立っていたのか....!
今回、自分たちについて改めて見つめ直し、疑問を職員さんにぶつけたことで、
初めてそこに気付くことができました。
そう、そもそも私たち(LiSAの全員、というわけではないかもしれませんが)には、
「自分たちが図書館の役に立っている」という自覚が薄かったのです。
「結果として」図書館を改善していた、というのは悪い話ではありません。
しかし、それだけでは勿体ない!と思うのも事実。
これからは、
「積極的にアプローチして」図書館を改善する!
つまり、図書館の内部に入り込んでいるLiSAという立場を
意識的に活用して図書館をより良くしていきたいのです。
--------------------
ここまでがシンポジウムでスライドショーを作成して発表した内容なのですが、
これを実行するためのもう少し具体的なお話もしたいと思います。
(当日も口頭でお話しましたが...。)
第一歩として、私たちが「LiSAについてもっと知る」必要があります。
自分たちについて見つめなおし、他の人にもLiSAについて知ってもらおう!
という内容の企画展示を11月から予定しています。
そして、この企画展示では、「段取り力をつける」ことを意識して取り組むことを
目標としています。
これもおのでらさんと話していて出たことなのですが、
LiSAには名目上のリーダーがおらず、企画がなかなか進まないことが多いのです。
(リーダーがいないことで、LiSAの1人1人が図書館の中に入り込んで
職員さんと接する事ができているという面があるので、
リーダーがいないことが悪いというわけではないのですが。)
詳しくは、チームリーダーのこちらの記事をご覧ください。
上記のとおり、まずは13期始まってすぐの自主企画である企画展示で、
・LiSAとしての自覚を育て、
・企画力、実行力を高める
ことを目標としていきます。
そこから、図書館への更なる貢献を目指して
LiSAの活動の多様化・活性化を目指していきたいと思います。
と、いうことで!
そんなLiSAの活動に一緒に取り組んでみませんか?
・今までも自主企画に取り組んできた!
・LiSAはやっていたけど、自主企画はそんなに参加してなかったかも
・今までLiSAはやっていなかった...
どんな方も大歓迎です!
ぜひぜひ!お茶大図書館を私たちとより良くしていきましょう!
という宣伝をしつつ久々のブログ投稿とさせていただきます。
長文、失礼いたしました!
いい感じの流れになっていたのでついつい〆てしまいましたが、
一つ入らなかった事を付け足しておきます。
今回のシンポジウムを通して、
「記録を残す事」
の大切さを思い知りました。
私は徹底的に写真嫌いでして、
記録を残すのも好きではない(面倒臭いのも確かですが、それ以上に嫌いなのです)
のですが、資料を作るには写真が必要ですし、
LiSAの活動を振り返るにあたって、なかなか欲しい情報が手に入らずに
かなり苦労しました。
というわけで、個人的な企画展示の裏裏テーマ(裏の裏は表、とか言わないでくださいね!)、
ひいては13期の目標として
「記録をつけよう」
というものを掲げておきたいと思います。
私にはかなりハードルが高いのですが、苦にはならない程度に
実行していきます。
(それにしても、このブログを書いていると業務報告書に書くネタがどんどん消えていきますね...。私は無事に報告書を提出できるのでしょうか...。)
この記事へのコメント
とえださん、
一年以上経って、とえださんのこのブログを再読しました。
とえださんたちが「学生協働シンポジウム」に参加する中で考えたことを、自主企画展示の「私たちお茶大LiSAです!」で、具体的な次の一歩に結び付けてくださったことを、改めて振り返り、とても嬉しく思っております。
これを書き込んでいるのは2014年10月。第15期の募集の真っ最中。今期も、あたらしくLiSAに参加したいと申し出てくださった学生さんがたくさんいます。
彼女たちの志望動機を見ると、すでにLiSAの活動のことを具体的に知ってくれていることが、よくわかります。
こうして、LiSAの活動や想いは、引き継がれていくのですね。
一年以上経って、とえださんのこのブログを再読しました。
とえださんたちが「学生協働シンポジウム」に参加する中で考えたことを、自主企画展示の「私たちお茶大LiSAです!」で、具体的な次の一歩に結び付けてくださったことを、改めて振り返り、とても嬉しく思っております。
これを書き込んでいるのは2014年10月。第15期の募集の真っ最中。今期も、あたらしくLiSAに参加したいと申し出てくださった学生さんがたくさんいます。
彼女たちの志望動機を見ると、すでにLiSAの活動のことを具体的に知ってくれていることが、よくわかります。
こうして、LiSAの活動や想いは、引き継がれていくのですね。
2014/10/06(月) 11:55:28 | URL | 森いづみ #-[ 編集]
| ホーム |