お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。
島根旅行ニッキ
2013年09月09日 (月) | 編集 |
LiSAのおのでらです。
怒涛の三連投。

こちらはおまけのようで、実は大事かもしれない島根旅行記です。

せっかく島根に行かせていただいたので、もう一泊して観光してきてしまいました。

土曜日は朝から出雲大社とその周辺に行ってきました。
旧大社駅まで行き、そこから稲佐の浜まで歩き、展望台にのぼり、出雲阿国のお墓に向かい、出雲大社、お隣の博物館にも行き…。
朝から歩き回って観光もしっかり満喫しました。



そちらももちろん楽しかったのですが、特記したいのはシンポジウム終了直後に観光した揖屋(いや)での出来事。

松江市内の観光とも迷ったのですが、どうしても黄泉の国の入り口(黄泉比良坂)に行きたくて電車で二駅の揖屋まで移動。

そこで出会った人たちの温かさににとっても感動したのです。

目的地のパンフレットをもらいに行ったところ道順を優しく説明してくださり、しかも荷物まで預かってくださった道の駅の方、
すれ違いに「こんにちは」と声をかけてくださった町の方、
地図を見ながらふらふら歩いていた私に「どこ行きたいの?」と道を案内して下さった工事中のおじさま、
優しくお話してくださった神社の方、
帰りに乗る電車を教えてくださった駅の方…

ここ、もう一回来たいな、と思いました。

電車も一時間に一本というところでしたが、
出会った人たちの温かさでもう一度来たい、と思ったのです。

そして、図書館もこれかもしれない!と、その日の午前中出なかった答えが、自分なりの答えがみつかった気がしました。

人を惹きつける図書館、それは結局人なのかもしれない、ということです。

人を惹きつけたその先までは今の私には見えませんが、
もう一度来たいと思わせるのは、素敵なイベントや居心地のいい空間だけではなく、
そこにいる人なのだと思います。

どんな素敵な場所も、いい出会いがなければ「もう一度」とは思えないような気がします。
いらっしゃる人へのおもてなしの心。
当たり前なのかもしれないけれど、当たり前のことって意識しないとついつい存在感が薄くなってしまうと思います。
だから、私は人を惹きつけるために自分がおもてなしの心をもつ、
ということを図書館カフェのテーマの自分の答えにしようと思いました。


そんなちょっとした気付きも得ることができた島根旅行でした。


以上3つの記事で私のこのたびのシンポジウムの記録を終わりにしたいと思います。

とっても楽しくて、とっても有意義な時間をありがとうございました。


関連記事

コメント
この記事へのコメント
とても大切なこと
おのでらさん、怒涛の3連続ポスト、ありがとうございます。

シンポジウムの前、最中に考え抜いたことのこたえが、終わった後の旅先の、人との交流のなかで、ふっと心に降ってきたのですね。

「人を惹きつける図書館、それは結局人なのかもしれない」・・・これが、図書館サービスの本質ではないかと、私もそんな気がしています。

図書館スタッフや、学生さんとスタッフの間にいてくれるLiSAの皆さんやラーニングアドバイザーの皆さんの存在が、
「今日も図書館に行こうかな」
「図書館に行けばいいことありそう」
・・・そんな風に思ってもらえる動機付けになるならば、こんなに嬉しいことはありませんね。
2013/09/09(月) 15:55:12 | URL | 森いづみ #-[ 編集]
わたしも
おのでらさん、
わたしも週末の旅行で同じようなことを思ってました!

旅先で出会った人が、何のてらいもなく、
すっとわたしのことを受け入れてくれて、
尊重してくれている、気にかけてくれていることが
伝わってきて、本当に嬉しかったのです。

わたしもお茶大図書館に来るみなさんに
そんな風に接することができたら、
そんな雰囲気が図書館の中に流れていたらいいなと
思いました。


2013/09/09(月) 18:27:26 | URL | えとり #cfenA6P2[ 編集]
人の大切さ
小野寺さん、島根の良さを感じ取っていただき、ありがとうございます。

「人を惹きつける図書館、それは結局人なのかもしれない」私も全くそう思います。

島根県立大学のおはなしレストラン・ライブラリーで、岩田館長が言っていた、この絵本のライブラリーにたくさんの地域のお母さんたちがリピーターとしてやってくるのは、ライブラリーが地域に開放されているからでもなく、そこに絵本があるからでもなく、司書がいてお薦めの絵本を選んでくれたり、子供たちに読み聞かせをしたりしてしっかりと信頼を得ているからなのですよ、ライブラリーに来た学生たちがそこにいる子供たちに自然に読み聞かせができるのも、司書がいるからなのですよ、という言葉と重なりあいますね。

人を惹きつける図書館をつくるための、人(図書館に関わる様々職員や学生協働スタッフ)の大切さ、肝に銘じてこれから仕事に励みたいと思います。
2013/09/10(火) 11:33:23 | URL | 昌子喜信(島大) #-[ 編集]
ありがとうございます!
>昌子様
コメントありがとうございます。
今回は参加させていただき、本当にありがとうございました。
学ぶことがたくさんありました。

これからも図書館に関わっていこうとしている人間として、
今回学んだことをどこかでいかせたらな、と思います。
2013/09/11(水) 21:08:00 | URL | おのでら #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック